名作バレエ「コッペリア」。スワニルダとフランツの若い二人の恋と老人コッペリウスの孤独、そして素晴らしいドリーブの音楽が魅力の作品。本作は、モンテカルロ・バレエ団の芸術監督ジャン=クリストフ・マイヨーによる新演出版(2019 年初演)。元々は機械仕掛けの人形コッペリア。マイヨー版ではタイトルの「COPPEL-I.A.」が意味するように、AI・人工知能が搭載されたアンドロイドとして描かれています。音楽も一部原曲であるドリーブを使用していますが、実兄のベルトラン・マイヨーが新たな曲をつけています。二人の若者に愛が芽生える一方で、人工知能をもつコッペリアは、これまで彼らが信じていた愛についての常識を覆し、理想のパートナーとは生身の人間なのか、それとも...。古典作品をマイヨーらしい視点で再評価した興味深い作品です。
直輸入DVD、81分、カラー、2022年
※より高画質なブルーレイもございます。(こちら)
コッペリア:ルー・ベイン
コッペリウス:マテイユ・ウルバン
スワニルダ:アンナ・ブラックウェル
フランツ:シモーネ・トリブーナ
スワニルダの母:小池ミモザ
モナコ公国モンテカルロ・バレエ団
収録:2022年6月、 グリマルディ・フォーラム(モナコ)
音楽:ベルトラン・マイヨー(一部/原曲:レオ・ドリーブ)
振付:ジャン・クリストフ・マイヨー
演奏:パリ国立歌劇場管弦楽団
指揮:ジャン・バティスト・マリ