ハンブルク・バレエ団の芸術監督ジョン・ノイマイヤー。2023年シーズンはノイマイヤーとバレエ団50周年という節目の年。その記念すべきシーズンに発表された新作『ドナ・ノービス・パーチェム(我らに平和を与えたまえ)』の映像。
広島への原爆投下に着想した本作『ドナ・ノービス・パーチェム』。タイトルは、バッハの大作「ロ短調ミサ曲」の最終曲で、ラテン語の「Dona Nobis Pacem」から取られています。振付には、ジョン・レノンとオノ・ヨーコによる「イマジン」、広島の原爆投下時に熱線で残った人間の跡といわれる「人影の石」について詠んだ詩(独詩人ギュンター・クーネルトによる)が引用されています。
ノイマイヤーは1986年の初日本公演時に広島の平和記念公園を訪れ、平和記念資料館にも足を運んでいます。また2022年2月24日以来続くロシアのウクライナ侵攻など、本作は人類を揺るがす苦しみに対して向けた世界平和への祈りと言えるでしょう。
直輸入Blu-ray、123分、カラー、2022年
※通常のDVDもございます。(こちら)
[ダンサー]
アレイズ・マルティネス(彼/he)
スー・リン(神秘/The Mystica)
菅井円加( 同上)
ヤコポ・ベルーシ( 同上)
クリストファー・エヴァンス ( 同上)
アレクサンドル・トゥルーシュ( 同上)
イダ・プレトリウス(彼女/She)
アンナ・ロウデア(未亡人/A Widow)
エドウィン・レヴァツォフ(役人/An Officer)
アレッサンドロ・フローラ(影/The Shadow)
レナルト・ギーゼンベルク(写真家/A Photograoher)
ハンブルク・バレエ団
[歌手]
マリー=ソフィー・ポラーク(ソプラノI)
ソフィー・ハームセン(ソプラノII)
ベンノ・シャハトナー(アルト)
ユリアン・プレガルディエン(テノール)
コンスタンティン・インゲンパス(バス)
ラスタット・ヴォーカル・アンサンブル
振付:ジョン・ノイマイヤー
アンサンブル・レゾナンツ
指揮:ホルガー・シュペック
写真家、グラフィック:キラン・ヴェスト
映像監督:ミリアム・ホイアー
収録:2022年12月8、9日、ハンブルク州立歌劇場