「さらなる高みへ」以降の浅田真央の足跡を追ったノンフィクション。バンクーバーからソチへ。浅田真央が感じた、喜びと悲しみ、挫折感と達成感。そして、たどりつく希望。フィギュアスケーター浅田真央選手の20歳から23歳までの足跡を追ったノンフィクション。浅田真央選手ご本人をはじめ、そのご家族やコーチの先生方などにも徹底取材。知られざる浅田真央選手の姿を描き出します。
著者:吉田順
四六判上製、モノクロ 324ページ、カラー 10ページ
巻頭カラー
プロローグ さらなる高みへ
第1章 決意
・新たなるスタート
・驚愕のスピン
・ジャンプの修正
・才能あるがゆえの困難
・激しさを増した練習
・新たなるトリプルアクセル
・2010‐11年シーズンの開幕
・全日本選手権2010 ショート
・全日本選手権2010 フリー
・試合後の夜
第2章 約束
・2011年滑り初め
・師弟の絆
・生まれ変わった『愛の夢』
・四大陸選手権2011 台北大会
・開催地の変更
・食事制限
・スタミナ
・自分で決めなさい
・真央スマイル
・あとは勇気だけ
・今できる精一杯
・元気出していこう!
・見とれてしまう
・真央の世界
・唯一の涙
・母の笑顔
・約束
第3章 進化
・進化する練習スタイル
・真央を必ず一番にする
・『シェヘラザード』
・ふたたびの『愛の夢』
・鎮魂の『ジュピター』
・運転免許とオフの意味
・久美子コーチのiPad
・真央のルーティンワーク
・「流れで跳ぶ」ジャンプへの挑戦
・新シーズンへの助走
・初戦に向けて
第4章 封印
・やるしかない
・『シェヘラザード』初披露
・トリプルアクセルの封印
・新技の成功
・3年ぶりのファイナルへ
第5章 別れ
・旅立ち
・緊急帰国
・夢
・ぬくもり
・全日本、出ます
・1週間ぶりのリンクの感触
・普段どおりを貫いて
第6章 試練
・目標に向かって
・新しい衣装
・コロラドスプリングス
・四大陸選手権2012 ショート
・不安材料の解消
・フリー直前
・四大陸選手権2012 フリー
・信夫先生は絶対にあきらめない
・パーフェクトな『愛の夢』を目指して
・世界選手権2012 フランス大会
・公式練習2日目
・公式練習3日目
・ショート本番当日
・あえて挑んだトリプルアクセル
・後悔はしたくない
『愛の夢』、最後の演技
「今までやってきたことは、無駄だった」
第7章 心の階段
・もうスケートをやめよう
・舞の言葉
・「ショーのため」のプログラム
・ローリーの心づかい
・前向きな気持ち
・超高難度プログラムの誕生
・ゾルタン・ナギ
・充実のハンガリー滞在
・信夫コーチとの練習再開
・アイスショー
・バレエ
・越智久美子と浅田匡子の約束
・白鳥の羽ばたき
・夏、強化合宿で感じた思い
・真央のスケート靴
・エッジの研磨
・「信夫コーチの言っていることがわかる」
・トリプルアクセルは先でいい
・ジャパンオープン2012
第8章 連続優勝
・オレンジ色の衣装
・楽しむ心と逆転優勝
・休日返上の余波
・納得の演技
・悪化する腰痛
・アイスブルク・パレス
・痛みとの闘い
・最後の最後まで踏ん張れ!
・4年ぶりのグランプリファイナル制覇
・忘れ物
第9章 復活への軌道
・曲のなかで跳べるようになってから
・たった一つのミス
・全日本選手権2012 フリー
・将来への思い
・信夫コーチとのマンツーマン
・自分との対話
・新たなる『アイ・ガット・リズム』
・真央のスケートが持つ力
・『白鳥の湖』の新衣装
・舞との賭け
・トリプルアクセル復活
・長かった
・挑戦の白鳥
第10章 究極への道
・猛練習
・「パーフェクト」
・次は真央ががんばってくるよ
・現地入り
・ショート前日
・ショート当日
・世界選手権2013女子ショート
・落ち込みそうになる気持ちをこらえて
・回転過剰
・フリー前夜のトレーニング
・フリー当日、公式練習
・フリー前の6分間練習
・いつもどおり
・世界選手権2013 フリー
・達成感と悔しさと
・残る課題は「あと3つだけ」
エピローグ そして、その瞬間へ
巻末カラー:浅田真央 氷上の軌跡