コンテンポラリー・バレエ界の鬼才ナチョ・ドゥアトによる話題作「ラ・バヤデール」の改訂振付版。ドゥアトはフデコフの台本とプティパによる原振付を尊重しつつも、本作でその扱いが話題となる神殿崩壊のシーンは外す立場を採り、独自の解釈によりストーリーの展開を加速させるために大胆なカットも加えています。これによって、ほぼ全ての登場人物を躍らせつつ、スピーディーな展開に民族舞踊をふんだんに盛り込み、この名作バレエを現代に生かす斬新な光を当てました。主演はアンジェリーナ・ヴォロンツォーワとヴィクトル・レベデフ。
直輸入Blu-ray、本編98分、特典映像12分、2019年
通常のDVDもございます。(こちら)
2019年秋サンクトペテルブルクのミハイロフスキー劇場で、コンテンポラリー・バレエ界の鬼才ナチョ・ドゥアトによる話題作「ラ・バヤデール」の改訂振付版が初演されました。本映像は、その公演をドゥアトのクラシック・バレエ振付シリーズ、「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」に続く3作目として収録したものです。
ドゥアトはフデコフの台本とプティパによる原振付を尊重しつつも、本作でその扱いが話題となる神殿崩壊のシーンは外す立場を採り、独自の解釈によりストーリーの展開を加速させるために大胆なカットも加えています。これによって、ほぼ全ての登場人物を躍らせつつ、スピーディーな展開に民族舞踊をふんだんに盛り込み、この名作バレエを現代に生かす斬新な光を当てました。
ニキヤを演ずるのは2019年ミハイロフスキー劇場バレエの来日公演にも参加し、可憐さと力強さを兼ね備えた踊りを披露したアンジェリーナ・ヴォロンツォーワ。さらにアンドレア・ラザコフの誇り高きガムザッティ、新鋭ヴィクトル・レベデフによるソロルら主役に実力派ダンサーを配し、アトラジックの美しい舞台美術とあいまって、見る者を異国情緒溢れる夢幻の世界に誘わずにはおきません。
ニキヤ:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
ソロル:ヴィクトル・レベデフ
大僧正:セルゲイ・ストレルコフ
ドゥグマンタ:アンドレイ・カシャネンコ
ガムザッティ:アンドレア・ラザコワ
ブロンズ・アイドル(青銅の仏像):ニキータ・チェトヴェリコフ
ほか ミハイロフスキー劇場バレエ団
改訂新振付:ナチョ・ドゥアト
原振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
舞台・衣装:アンジェリーナ・アトラジック
照明:ブラッド・フィールズ
指揮:パヴェル・ソロキン
演奏:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
収録:2019年11月14、16日 ミハイロフスキー劇場、サンクトペテルブルク
【特典映像】※日本語字幕はありません
ウラジーミル・ケフマン(ミハイロフスキー劇場総裁)、ナチョ・ドゥアト、インタビュー